通常、フォークリフト の後部表示灯は、赤色のブレーキ灯、赤色の側方標識灯、黄色の方向指示灯、白色の後退灯で構成されます。新規に生産されるフォークリフトでは、車両の外観上の要求を満たすため、後部表示灯が赤と黄の2種類となり、赤色の制動灯、赤色の車幅灯、黄色の方向指示器のみとなり、白色の後退灯が取り除かれているものもあります。
バックインジケーター機能は、運転台の後ろにある 2 つの後部作業灯によって実現されます。これらは日中はバックライト、夜間は後部ライトとなります。この設計は、港でのコンテナの積み下ろしには大型フォークリフトが一般的に使用されるという事実に基づいています。フォークリフトは日中の運転には後部作業灯を必要とせず、後部作業灯はまさにバックアップライトとして使用されます。夜間の港内は比較的暗く、安全確保のためフォークリフト運転中は前後の作業灯を点灯する必要があります。
また、夜間作業時に各スイッチの作動状態をわかりやすくするため、作業灯スイッチ9とモード切替スイッチ1に表示灯を設置しています。前照灯コンビネーションスイッチが車幅表示位置にあるときは、フォークリフトの前後幅表示灯が点灯し、作業灯スイッチとモードスイッチの表示灯も常時点灯します。また、夜間作業時に各スイッチの作動状態を見やすくするため、作業灯スイッチとモードスイッチ1の両方に表示灯を装備しています。ヘッドライトコンビネーションスイッチが車幅表示位置にあるときは、両方のスイッチが点灯します。フォークリフトの前後幅表示灯が点灯し、作業灯スイッチとモードスイッチの表示灯も常時点灯します。